December 22, 2013

VPNを使ってIPアドレスを秘匿する

VPNを使いたい理由はいくつかある。

  • フリーのWiFiで通信内容が傍受される危険があるので、ガードしたい
  • IPアドレスでアクセス制限がかけられているので、IPアドレスを例えば違う国のものにしたい
  • 信頼のおけないサイトに、IPアドレスを特定されたくない
  • プロキシーによる閲覧サイトのアクセス制限をかけられたくない、どこのサイトにアクセスしているか監視されたくない

これらを実現するのにVPNが使える。Virtual Private Network。VPNを利用するにはVPNに対応したサーバーが必要で、そういうサービスは海外に無料、有料問わずいろいろあるので、どれかを利用すれば良い。たいていはAndroidだけでなくiPhoneでもPCでも利用できる場合がほとんどだと思う。設定もマニュアルでやるものから設定アプリを提供しているもの、無料の場合は公告が表示されるもの、など形態もさまざま。提供されるサーバーも数カ国(欧米アジアなど)以上用意されていることが多い。

無料サービスの場合は公告がでる、速度が遅い、安定性が低い(切断が起きる)、信用できないなど、いまいちなケースが多いと思うので、お試しで使ってみてよさそうなら有料サービスを利用したほうが良いと思う。有料は月契約だと6〜8ドルぐらいだが、年契約だと月2〜3ドルぐらいまで下がる。支払いはクレジットとPayPalが使えるケースがほとんど。お試し期間もあるのが普通で、何日以内なら気に入らなければキャンセルして返金してもらえる。

サービスが提供するアプリがあると、設定が簡単で便利だと思うのだが、VPNはもともとOSが提供している機能だし、ネットワークに関わる部分でこの手のサービスのアプリを入れるのは一抹の不安があるので、マニュアル設定が提供されるところの方が安心だと思う。といいつつ、サービスのVPNを経由してアクセスするのだからあまり気にするものはないかもしれないが・・・アプリを入れないで済むにこしたことはない

ということで、ここではそんなサービスを提供しているBoxpnというVPNサービスをNexus 7(KitKat)に設定する。若干UIが異なるだけで、他のAndroidでも同様。Boxpnは複数の国に対応していて、マニュアル設定、年契約で月2.99ドル。速度は動画サイトでもちゃんと使えるので必要十分。どの端末からでも利用できるが、同時に接続できるのは3台まで。追加料金を払えば台数を増やせる。

設定方法は設定アプリを起動して、「その他」を選択、そうするとVPNという項目があるので、そこからVPNの追加を行う。


VPNサービスと契約すると、VPNサーバーのアドレス一覧とユーザー名、パスワードが送られてくるので、それをもとに入力する。名前は適当に入力し、タイプはPPTP、サーバーアドレスは送られてきたアドレスを入力する。


これでVPNサーバーが登録されたので、タップすると接続画面がでてくる。ユーザー名とパスワードを入力して、接続を実行する。うまく行けば通知アイコンに鍵マークがでてくる。普通はVPN経由しない方が速度が速いので、必要な時だけ接続して、不要になったら切断する。


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